中国では、結婚を挙げる2人は
前もっておしゃれな結婚写真を
撮りまくる習慣があるようです。
私の場合、福建省は福州にて、
朝から晩まで丸一日かけて撮影を
行いました。
まぁそれにしても、このサービス。
日本人の感覚からはちょっと
信じられない(というか面白い)
ものがありましたので、ちょっと
ご紹介。
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まずは、カメラマンが若くて、
一見チャラいのですが、実際、
本当にチャラい(笑)。
このカメラマン、
タバコを吸いながらの撮影、
移動や着替えの隙間時間では
つねにスマホでゲーム。
撮影途中でも、仕事に関係なさ
そうな電話。
つっこみどころが多すぎて、
逆に笑えてしまいました。
日本の写真屋がこの対応だったら
すぐに潰れるだろうなぁ、と。
次に驚いたのは、昼食。
街中のロケーションを2箇所程
撮影したところで、私と福建小妹、
撮影スタッフ全員(全部で8名)で
近くの食堂に入りました。
スタッフは、客である我々と特に
交流を図ろうとするわけでもなく、
円卓をぐるぐる回しながらひたすら
食事に没頭。
食事が終わり、午後の撮影のために
移動の車に乗ろうとした瞬間!
食堂の人が福建小妹を呼び止めました。
なんと、食事代金を小妹に請求。
うーん…この場合、
食事代は撮影費用に含まれているもの…
というのは日本人的な感覚でしょうか。
っていうか、スタッフ皆めちゃくちゃ
ガツガツ食べてたやん…。これには
福建小妹も少し驚いていました。
その後、
さらに2箇所のロケーションを撮って
ようやく撮影終了。
挨拶もそこそこに、撮影スタッフは
そそくさと(スマホゲームしながら)
撤収。
…なんというか、
日本の「顧客満足」を求めるサービスに
慣れた私にとって、本サービスの対応は
とても新鮮。腹立たしいわけではなく、
これが現地のサービスなんだろうなと
理解しました。
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サービスをまとめるとこんな感じ。
・料金7千元
・4ロケーション、撮影6時間程度
・撮影写真約200枚
・納品物
・画像データ(jpeg)
・パネル大(45cm×45cm)×3
・パネル小(19cm×25cm)×4
・アルバム大(45cm×30cm 20頁)×1
・アルバム小(30cm×20cm )×1
※昼食代はスタッフ分も含め客もち!
肝心の出来上がった写真は、なかなかの
クオリティだったので一安心。
(だからこの店も存続しているのだろう)
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さて、今回使った中国語ですが、
チャラいカメラマンに対し、
撮影ロケーションやポージングは
全て「おまかせします」
のつもりで言った一言。
『拜托你』
私はこう言ってしまいましたが、
福建小妹は私の言いたいことを察して
『交给你』
と言い直してくれました。
前者の『拜托你』だと
「たのむよ!」ってニュアンスとなり
「おまかせします」とはちょっと違う
とのこと。
へい。
このあたりの軽い一言シリーズは、
なにげに勉強になります。
φ(.. )